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なぜ子どものうちに矯正を始める方が良いのか
小児矯正の大きなメリットは顎の成長を利用して歯並びを整えられること。
決められたスペースの中でどうにかして歯を並べる大人の矯正に対して、小児矯正は「歯が並ぶための顎のスペースそのものを広げる」ことができるアプローチです。
骨が柔らかく、成長しようとするエネルギーに満ちているお子様だからこそ、土台となる顎のサイズをコントロールすることが可能です。
成長期限定のメリットを最大限に活かしましょう。

「あれ?」と思ったら。小児矯正を始めるお子様のサインとは
歯並びが悪くなってから、ではなく、悪くなる原因がある段階で気づくことが、お子様の負担を減らす一番の近道です。
日常のふとした瞬間にこんなサインは出ていませんか?
口がポカンと空いている(口呼吸)
お子様がテレビを見ている時など、唇が半開きになっていませんか?口で呼吸をしていると上顎を内側から支えるはずの「舌」が下がったままになり、顎の幅が狭くなってしまいます。
2~3歳を過ぎても続く指しゃぶり
指を吸う吸引圧は意外と強く、柔らかい子どもの骨を簡単に変形させてしまいます。指が「てこの原理」で前歯を押し出し、出っ歯や上下の前歯が噛み合わない状態を作り出してしまうのです。
下の歯が前に出ている(受け口)
下の前歯が上の前歯より外側にある状態も注意が必要です。上の顎の成長を下の歯が邪魔し、放置すると顔の骨格そのものが変形するリスクがあるため、できるだけ早く相談することをお勧めします。
乳歯の時点で隙間なくきれいに並んでいる
一見きれいに見えますが、実は要注意です。大人の歯は乳歯より大きいため、乳歯の段階では「すきっ歯」であるのが理想。隙間がない=生え変わった時にガタガタになる可能性が高いサインです。
小児矯正の適切な時期
小児矯正の最初の相談は前歯の生え変わりが始まる6~7歳がベストタイミング。子どもの矯正は成長のステップに合わせて「土台を作る時期」と「仕上げる時期」の2段階で行われるのが一般的です。
【第1期治療】小学校低学年~(骨格のコントロール)
まだ乳歯と大人の歯が混ざり合っている時期に行います。成長期のお子様が持つ「骨が柔らかく、大きくなろうとする力」を利用して狭い顎を広げ、将来生えてくる大人の歯がキレイに並ぶためのスペースを確保。この時期に土台を整えておくことで、将来的に健康な歯を抜いてスペースを作るリスクを大幅に減らすことができます。
【第2期治療】中学生頃~(歯列の微調整)
永久歯が生え揃い、顎の成長が止まってから行う、大人と同じ矯正です。第1期で作った広い土台の上に並んだ歯を一本ずつ丁寧に動かし、噛み合わせや見た目の美しさを最終に仕上げていきます。第1期治療がうまくいけば、第2期は不要になるか、非常に短期間・簡単な装置で済むケースが多くなります。
当院のマウスピース型矯正装置
当院では主に目立ちにくく取り外しのできるマウスピース型矯正装置を使った治療を行っています。
お子様の歯並びの状態や性格・ライフスタイルに合わせて2種類のマウスピース装置をご用意。どちらも金属のワイヤーのような威圧感はなく、お子様が無理なく続けられることを第一に考えた装置です。
学校でも気づかれない透明な「インビザライン・ファースト」
世界中で実績のあるマウスピース矯正を成長期の子ども向けに設計したものです。最大の特徴は装着していることを忘れるほどの薄さと透明感。学校で友達とおしゃべりをしても、記念写真を撮っても、口元の見た目は今のまま変わりません。取り外しも簡単なので、「給食や歯磨きはいつも通りがいい」「顎の成長もコントロールしたい」という場合にお勧めです。
悪い癖をリセットする夜用トレーニング「マイオブレース」
マイオブレースは、歯並びを悪くしている原因(癖)を取り除くための装置です。柔らかいグミのような素材でできており、装着することで口呼吸や舌の誤った位置を正し、歯が自然ときれいに並ぶための筋肉バランスを整えます。装着が必要なのは日中の1時間程度と寝ている間だけなので紛失の心配もありません。お口ポカン改善のトレーニングにもなるので健康面でのメリットも大きいのが特徴です。
親子で踏み出す第一歩を不安なく。小児矯正治療のロードマップ
STEP1:疑問を解消するカウンセリング
お子様の矯正は、スタートする時期が早すぎても、遅すぎてもいけません。ベストなタイミングを見極めるために、まずは相談から始めましょう。
STEP2:未来の歯並びの設計図を作る
治療を希望される場合は、レントゲンや歯科用CTを用いて精密検査を実施。目に見える歯並びだけでなく、歯ぐきの下に眠っている大人の歯の大きさや位置、顎の骨格の状態まで詳細に分析します。
STEP3:治療計画と費用の共有
検査結果をもとに、お子様に適した治療計画をご提案。この時にトータルの費用や支払い方法についても明確にお伝えします。ご自宅に持ち帰ってご家族でじっくり検討してください。
STEP4:装置のセット・練習
お子様専用の装置が完成したら、装着の練習を行います。特にマウスピース型(インビザラインファーストやマイオブレース)の場合は、お子様自身で付け外しをする必要があります。スタッフが優しくレクチャーしますのでご安心ください。
STEP5:数ヶ月に一度の通院・調整
装置を使い始めたら1~3ヶ月に一度来院していただき、歯の動きや顎の成長チェック、装置が汚れていないか、むし歯ができていないかなど、衛生面を含めてチェックします。
STEP6:経過観察・第2期へ
土台作り(第1期治療)が完了したら、ある程度永久歯が生え揃うのを待ちます。この時点で歯並びがきれいであれば卒業です。もし微調整が必要な場合は、仕上げの矯正(第2期治療)へ移行するかを相談します。
矯正中のお子様に対する保護者のケア
お子様の矯正治療は、数年単位のマラソンのようなもの。
歯医者が伴走者だとしたら、保護者の皆様は毎日そばで励まし続ける専属トレーナーのような存在です。
例えば、装着忘れを防ぐために「今日も偉いね」と声掛けしたり、カレンダーにシールを貼ったりすることでお子様のモチベーションを継続。新しい装置に変えた日や調整直後は痛むことがありますので、柔らかい食事を用意してあげてください。
また、装置を使っている間は唾液の流れが悪くなりむし歯リスクがあがってしまうもの。小学校高学年のお子様であっても、夜寝る前には仕上げ磨きを行うなど、大人の目でチェックすることも大切です。

費用について
インビザライン・ファーストやマイオブレースを利用した小児矯正治療は自費診療です。
詳しくは料金表をご覧ください。
北九州市で小児矯正ができる歯科医院を
お探しの方へ
小児矯正は、成長期のお子様の顎の発育を活かしながら、歯並びや噛み合わせの土台を整える治療です。将来的な歯並びの乱れや抜歯のリスクを軽減し、より自然でバランスの良い口元へと導くことが期待できます。 当院では、お子様一人ひとりの成長段階やお口の状態に合わせた無理のない治療計画をご提案し、将来を見据えた矯正治療を大切にしています。歯並びや噛み合わせが気になる方は、お気軽にご相談ください。
