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子どもの歯医者さんデビューは何歳から?
ベストなタイミングは、かわいい下の前歯がちょこんと顔を出した生後6ヶ月頃。「まだ早いのでは?」と思われるかもしれませんが、この時期のデビューには大きな理由があります。それは、歯科医院を痛い治療をされる場所ではなく、褒めてもらえる楽しい場所として記憶してもらうためです。
もし、むし歯ができてから初めて歯医者へ連れて行くと、どうしても嫌がる処置が必要になり、一瞬で「歯医者=恐怖」の図式が出来上がってしまいます。
まずは診療台に座ってみるだけ、お口をあーんするだけの練習で構いません。お散歩のついでに最初の一歩を踏み出してみませんか?

「また行きたい!」と言ってもらえる歯科医院へ
子どもたちにとって歯医者さんは未知の世界。
だからこそ、当院では「治す」ことよりも先に「仲良くなる」ことを優先します。
待ち時間は、緊張を忘れて夢中になれるキッズスペースで遊び、診療室に入ってもいきなり治療は始めません。器具に触れてみたり、お口を開ける練習をしたりと、小さな「できた!」を積み重ねるトレーニングからスタートします。
泣いているのに押さえつけて無理やり治療することは絶対にありません。怖い記憶を植え付けないことが、将来の歯を守る一番の近道だと考えているからです。笑顔でハイタッチできる日が来るまで、私たちは根気強く待ち続けます。

お子様の歯を守る3つの予防メニュー
フッ素塗布
生えたばかりの乳歯や永久歯は、大人の歯に比べて非常に柔らかく、酸に対して無防備な状態。そんなデリケートな歯の表面に成分を浸透させ、酸に負けない強い結晶構造へと強化する処置がフッ素塗布です。
定期的に塗り重ねることで歯の強度がアップ。美味しい味付きのフッ素もご用意し、お子様が楽しみに通えるような工夫をしています。
シーラント
奥歯の噛み合わせ部分には深い溝があり、歯ブラシの毛先が届かないほど狭いため、一度汚れが入ると格好のバイキン基地になってしまいます。シーラントは、むし歯になる前にこの溝を歯科用プラスチックで埋めて封鎖し、汚れが入り込まないようにする予防法。歯を一切削ることなく、最大の弱点をピンポイントで守ることができます。
ブラッシング指導
歯の並び方や癖によってブラシが届かない場所はひとりひとり異なります。当院では、お子様自身が上手に磨くための練習はもちろん、保護者の方へ向けて仕上げ磨きのコツも伝授。毎日の歯磨きタイムが、義務的な作業から親子の楽しいスキンシップの時間になるようサポートします。
お子様がむし歯になってしまったら
乳歯のむし歯を「どうせ抜ける歯だから」と放置するのは非常に危険。なぜなら、乳歯は次に控えている大人の歯を正しい位置へ導くナビゲーターの役割を担っているからです。
乳歯はエナメル質が薄く、あっという間に神経まで進行するのが特徴。もし乳歯がむし歯でボロボロになり、予定より早く抜けてしまうと、行き場を失った永久歯が変な場所から生えてきたり、変色して出てきたりと、将来の歯並びや質に深刻なダメージを残します。歯が「黒いな」と思ったら、痛がる前に連れてきてあげてください。

その歯並び、お子様の癖が作っているかもしれません
子どもの歯並びや噛み合わせは遺伝だけが原因とは限りません。何気ない日常の癖が、柔らかい子どもの顎や歯に対して悪い方向への見えない力として働いていることが多いのです。
特に注意深く見てあげてほしいのが、「お口ポカン(口呼吸)」と「指しゃぶり」。これらは舌が上あごを支える力を弱めたり、指の力で前歯を外へ押し出したりして骨格そのものを歪めてしまう強力な要因です。
歯並びや噛み合わせについての相談のタイミングは6歳前後が一つの目安。ただし、受け口や顎が左右にズレて顔が歪んで見える場合は、気づいたその日に歯医者に相談するのがお勧めです。手遅れになって健康な歯を抜くことになる前に、まずは歯医者の目でお子様の歯が持つリスクをチェックさせてください。
「歯をぶつけた」「折れた」場合の応急処置
不慮の事故や転倒でお子様の歯が抜けたり折れたりした時、最も大切なのは「スピード」と「乾燥させないこと」です。保護者の方が落ち着いて対応することで、その歯を元通りに残せる確率が劇的に変わります。下記の初期対応を行い、一刻も早くご連絡ください。
根っこは絶対に洗わない
丸ごと抜けてしまった場合、歯の根元には歯根膜という再生のための重要な細胞膜がついています。これが生きているかどうかが再植の鍵。泥がついていても、水道水でゴシゴシ洗うのは厳禁です。
乾燥は大敵。牛乳へドボン
細胞は乾燥すると数分で死んでしまうため、ティッシュに包むのはNG。学校の保健室にある歯の保存液、なければコンビニ等で牛乳を買って、その中に漬けてください。牛乳は体液と浸透圧が近く細胞を生かすのに適しています。
かけらも捨てずに持参を
折れてしまった破片もパズルのように接着して修復できる場合があります。捨てずに牛乳や容器に入れてお持ちください。
歯科医から保護者の皆様へ
子育ては予想外の連続です。「甘いものをあげてはいけない」「毎食後しっかり磨かなきゃ」と、理想を追い求めて疲れてしまってはいませんか?そんな保護者の皆様へ小児歯科の現場にいる私たちから3つのメッセージをお伝えします。
おやつは禁止しなくていい
子どものおやつはルールを決めて楽しむことが大切です。「ダラダラと食べ続けない」ということを意識し、食べた後にすぐお茶や水で口をゆすぐ。このメリハリさえあれば、甘いものと上手に付き合っていくことは十分に可能です。
仕上げ磨きはスキンシップの時間
仕上げ磨きは完璧でなくても構いません。「歯磨き=楽しい時間」というイメージを壊さないことが、長い目で見た時の勝利に繋がります。膝の上に頭を乗せて、今日あったことを話しながらスキンシップの延長としてリラックスして行ってみてください。
責任を一人で背負わないで
「むし歯になったのは、私の管理が悪かったから…」と自分を責める保護者様がいらっしゃいますが、決してそんなことはありません。歯質や唾液の性質など、遺伝的な要素も大きく関係しています。
家庭だけで守りきれない部分は私たちプロの出番。お子様の歯を守るため、お悩みがあれば、どんな些細なことでも頼ってください。一緒に大切なお子様の成長を見守っていきましょう。
北九州市で子どものむし歯治療ができる小児歯科医院を
お探しの方へ
小児歯科では、むし歯の治療だけでなく、将来の健康な歯並びやお口の成長を見据えた予防・ケアを大切にしています。乳歯の時期から適切なケアを行うことで、永久歯への影響を防ぎ、健やかな口腔環境を育むことができます。当院では、お子様が安心して通える環境づくりを心がけ、一人ひとりの成長や性格に合わせた無理のない治療と予防をご提案いたします。歯医者が初めてのお子様や、むし歯・歯並びが気になる方も、お気軽にご相談ください。
